主な手術内容
整形外科 | 人工膝関節置換術(膝関節ナビゲーションシステム)人工股関節置換術・骨折手術・スポーツ外傷手術・手の外科手術・関節鏡手術 他 |
形成外科 | 皮膚皮下腫瘍手術、陥入爪手術、瘢痕修正・植皮手術 他 |
手術室概要:2室(写真左はクリーンルーム)
新しい手術室環境やシステムの導入により、安全で安楽な手術を提供いたします。
患者様が安心して手術を受けていただけるよう、事前に手術室看護師が訪問し説明を行っています。
- 手術室入室時より、患者様の希望でBGMを流しリラックスした環境で手術が受けられるようにしています。また、個人の音楽も持ち込み可能です(CD/Bluetooth接続機器)
- 電気メス排煙装置設置により、患者様・スタッフの健康にも配慮しています。
- 手術環境システムにより、よりよい環境で手術を行っています。
人工膝関節置換術について
変形性膝関節症 や 関節リウマチによって傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。
人工関節は、関節の滑らかな動きを再現できるように、大腿骨部(だいたいこつぶ)・ 脛骨部(けいこつぶ)・膝蓋骨部(しつがいこつぶ) の3つの部分からできています。
大腿骨部と脛骨部の本体は金属製ですが、脛骨部の上面と膝蓋骨の表面は耐久性に優れた硬いポリエチレンでできており、これが軟骨の代わりになります。
整形外科では一般的な治療法として定着し、手術件数は年々増えており、比較的高齢の方が手術を受けられていることも特徴のひとつです。
※変形性膝関節症の治療の基本はまず、運動療法や物理療法などの「保存的治療」です。保存的治療では改善しない場合に、人工膝関節置換術のような「手術的治療」が行われることとなります。
ロボティックアームとは?
コンピューター制御された「機械の腕(アーム)」のことで、自動で動くものや人が操作して動かすものなどがあります。この先進テクノロジーを使った人工股関節置換術用のロボティックアームは、医師が操作をして動かすもので、傷んでいる骨を削ったり、人工関節( インプラント) の正確な設置をサポートします。
※Makoシステムを使用した人工膝関節置換術・人工股関節全置換術は、2019年に厚生労働省の承認を得ており、保険適応となっています。
ロボティックアームの利点とは?
(画像はシステム研修時のものです)
人工膝関節置換術は、事前の術前計画に沿って行われています。ひとりひとり異なる患者様の骨の形に最適な人工関節を、適切な場所に設置する必要があるからです。
ロボティックアームの良い点のひとつは、人の手のような細部の動きの違いなく、正確に動き止まることです。
人工股関節置換術及び人工膝関節全置換術に使用するとナビゲーションで計画した通りに手術器具を移動することができ、人工関節の固定もより正確な角度で設置することが可能となります。
このロボティックアームは、少しでも計画から外れた動きをしようとすると停止する自動ブレーキ機能もあり、治療計画にない動き、つまり、削る又は切除する必要のない部位にさしかかったり、インプラント設置の位置がずれたりすると停止する仕組みになっています。ナビゲーションシステムとロボティックアームをあわせて使用することで、治療計画通りの安全かつ正確な手術を可能にします。
※ナビゲーション・ロボティックアームは手術の支援システムであり、実際の手術は医師が行います。
人工膝関節全置換術について.pdf (PDF 7.24MB)
「Makoシステム」による人工関節置換術説明動画
人工股関節置換術について
人工膝関節全置換術について