「地域とともに。時代とともに。繋がりと関わりの恵仁会」
1937年の黒澤医院の創業以来、地域の発展と歩みを共にしながら1972年に「医療法人恵仁会」となりました。
2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、現在は「社会医療法人恵仁会」となり、多職種の繋がりや地域との連携を進める我々ケイジングループの活動や今後の諸課題としているものと重なり、共感できる目標であると認識しています。
これまでの取り組み、そしてこれからの取り組みをSDGsの目標と重ね合わせて再整理し、
地域とともに、誰一人置き去りにしない社会の実現へ向けた取り組みを進めます。
SDGsとは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものです。
ケイジングループのSDGs方針について
法人広報委員会で周知・啓発を進めているSDGsプロジェクトが中心となり、「医療・介護・保健事業」「地域活性化・街づくり」「人材育成」「連携体制の強化」「環境・資源対策活動」の5つのテーマに集約し、SDGs方針を策定しました。
「医療・介護・保健事業」
地域のあゆみ、時代の流れに合わせて展開してきた各種サービスの質をさらに高め、シームレスな連携で地域の皆さまが住み慣れた場所で安心して暮らせるよう、地域包括ケアシステムの構築と増強に励んでおります。
また、整形、リハビリなど病院の得意分野を活かし、専門性の高い医療の提供や入院から自宅復帰まで流れの滞ることのないサービスの提供を続けます。
- 地域医療の推進
- 男女の差なく働きやすい環境の提供
- 安心して住み続けられる地域づくり
「健康づくり・街づくり」
街づくりには地域に持続性があることが必要であり、地域が持続するために必要なのは、住民誰もが笑顔で生活し、多くの住民の生活が豊かになることです。
恵仁会では地域で暮らす人、地域で働く人が末永く健康に過ごせるよう、介護予防教室や健康教室の開催に取り組んでいます。
また、地域の中で「繋がりの場」を増やす活動や地域イベントへの積極的な参加など、地域活性化へ具体的な手段を持って働きかける活動も続けていきたいと思います。
- 骨粗しょう症プロジェクトチーム「KO-PT」の活動
- 地域の祭事やイベントへの参加・協力
- コミュニティスペースの運営
「人材育成」
どのような社会情勢においても生活に必要不可欠な「エッセンシャルワーカー」としての役割を果たす社会医療法人のスタッフとして、キャリアアップや資格取得など学ぶ事を続けられる環境作りを続けて参ります。
組織においても地域においても人材は最大の資産です。外国人材、シニアや障がい者の雇用や、専門職の育成にも力を注ぎ、未来を作り育てる人材の育成を進めて参ります。
- 職員向け内部研修制度の充実
- 医療知識、介護技術のアウトバウンド
- 外国人介護実習性の雇用・教育
- 資格取得に向けたサポート
「連携体制の強化」
医療・介護・保健のさらなる連携強化を図ります。
また、法人内や業界内での連携に留まらず、医商連携、官民連携や、地域のあらゆる業種との「異業種連携」を図り、さまざまなパートナーシップの経験やコラボレーションによる、効果的な活動体制を推進します。
- 地元の企業や商店街との協働(医商連携)
- スポーツサポートチームの派遣
- 医療介護製品の試作品共同開発
「環境・資源対策活動」
ゴミ問題、食品ロス、エネルギー問題など、先進国こそ積極的に取り組むべき課題がたくさんあります。街の清掃、省エネ活動など、たくさんの人数が行うことで大きな成果へと繋がる活動を実施していきます。
- 定期的な地域清掃の実施
- エネルギー消費と使い捨て資源の削減
- 食品ロス問題への取り組み